【Rails】renderとは?使い方や redirect_to との違いを初心者向けに詳しく解説!

Web開発

はじめに

Ruby on Railsでは、Webアプリケーション開発において重要な役割を果たすメソッドの一つが「render」です。このメソッドは、ビューを表示するために使用されますが、初心者にとってはその使い方や挙動が少し難しく感じるかもしれません。

本記事では、Railsのrenderメソッドについて初心者向けに解説し、実際のコード例を通じて理解を深めていきます。RailsでWebアプリケーションを開発する際に役立つ知識を提供しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事を読むとわかること

  • Railsのrenderメソッドの基本的な使い方
  • renderメソッドがビューにどのように影響を与えるか
  • 実務で使えるコード例を通じて理解する
  • renderを使った動的なコンテンツ表示方法

Railsのrenderメソッドとは?

Railsのrenderメソッドは、コントローラーからビューを返すために使用されます。コントローラーで処理を行った後、その結果をユーザーに表示するためにビューが必要です。このとき、renderメソッドを使ってビューを指定し、画面に表示させます。

基本的な使い方

以下は、renderメソッドの基本的な使い方の例です。コントローラーでビューをレンダリングする方法を確認してみましょう。

class ArticlesController < ApplicationController
  def show
    @article = Article.find(params[:id])
    render :show
  end
end

このコードでは、showアクションが呼ばれると、articles/show.html.erbというビューがレンダリングされ、記事の詳細情報が画面に表示されます。

インスタンス変数の利用

renderメソッドはビューでインスタンス変数(@article)を使用するため、コントローラー内で変数を設定することが重要です。ビュー内でその変数を使うことで、動的なコンテンツ表示が可能になります。

<!-- show.html.erb -->
<h1><%= @article.title %></h1>
<p><%= @article.content %></p>

このように、コントローラーで設定した@articleの内容をビューで表示できます。

renderのオプション

renderメソッドにはさまざまなオプションがあります。ビューを動的に変更したい場合や、テンプレートを分けたい場合に便利です。

部分テンプレートのレンダリング

部分テンプレートは、ビューの一部を切り出して再利用可能な形で扱える方法です。renderメソッドで部分テンプレートを呼び出すことができます。

# コントローラー
def index
  @articles = Article.all
  render :index
end

# ビュー
<%= render partial: "article", locals: { article: @article } %>

<!-- _article.html.erb -->
<h2><%= article.title %></h2>
<p><%= article.content %></p>

このように、部分テンプレートを使うことで、コードの重複を避け、効率的にビューを作成することができます。

JSONレスポンスのレンダリング

Railsでは、APIを構築する際にrenderメソッドを使ってJSONレスポンスを返すことができます。以下は、JSON形式でデータを返す例です。

def show
  @article = Article.find(params[:id])
  render json: @article
end

これにより、showアクションがJSON形式で記事のデータを返すようになります。クライアント側でそのデータを受け取り、JavaScriptで利用することができます。

renderとredirect_toの違い

renderメソッドは現在のアクション内でビューをレンダリングしますが、redirect_toメソッドは別のアクションへ遷移します。以下にその違いを示します。

# renderの場合
def show
  @article = Article.find(params[:id])
  render :show
end

# redirect_toの場合
def create
  @article = Article.new(article_params)
  if @article.save
    redirect_to @article
  else
    render :new
  end
end

redirect_toを使うことで、別のページにリダイレクトできますが、renderはそのまま現在のページを表示します。

まとめ

Railsのrenderメソッドは、ビューを表示するために欠かせないメソッドです。基本的な使い方を理解し、実務で役立つコード例を通じて学ぶことで、Railsの開発に役立てることができます。また、renderにはさまざまなオプションがあるので、必要に応じて使い分けることで、より効率的な開発が可能になります。

この記事で紹介した基本的な使い方とコード例を参考に、ぜひ自身のRailsアプリケーションに応用してみてください。

Rubyをマスターしよう

この記事で学んだRubyの知識をさらに伸ばしませんか?
Udemyには、現場ですぐ使えるスキルを身につけられる実践的な講座が揃っています。