RailsとBootstrapで簡単にきれいなWebアプリを作る方法
はじめに
RailsとBootstrapは、Webアプリケーション開発において人気のある組み合わせです。Railsはサーバーサイドの強力なフレームワークであり、Bootstrapはフロントエンドのデザインを簡単に美しく整えてくれるツールです。
初心者でも理解しやすいように、今回はRailsとBootstrapを使って簡単なWebアプリケーションを作成する方法を解説します。どちらも初心者に優しいツールなので、手順を追って学んでいきましょう。
この記事を読むとわかること
- RailsとBootstrapをインストールする方法
- Bootstrapの基本的な使い方
- RailsでBootstrapを利用する設定方法
- 実際のコード例を通して、RailsとBootstrapの連携方法を理解する
RailsとBootstrapの基本
Railsは、Rubyというプログラミング言語を使ってWebアプリケーションを作成するためのフレームワークです。一方、Bootstrapは、HTML、CSS、JavaScriptを使って、レスポンシブで美しいデザインを簡単に作るためのフロントエンドフレームワークです。
Railsのセットアップ
Railsを使用するためには、まずRubyとRailsをインストールする必要があります。以下のコマンドでインストールできます。
gem install rails
次に、Railsプロジェクトを作成します。
rails new myapp cd myapp
これで基本的なRailsアプリケーションがセットアップされます。
Bootstrapの導入
BootstrapをRailsアプリに導入するには、まずはbootstrap
とjquery
のライブラリをインストールします。Gemfileに以下のコードを追加してください。
gem 'bootstrap', '~> 5.0.0' gem 'jquery-rails'
その後、bundle install
コマンドを実行して依存関係をインストールします。
bundle install
インストールが完了したら、app/assets/stylesheets/application.css
に以下の行を追加して、BootstrapのCSSを読み込みます。
@import "bootstrap";
次に、JavaScriptファイルでBootstrapの機能を利用するために、app/assets/javascripts/application.js
に以下を追加します。
//= require jquery //= require bootstrap
これで、RailsアプリケーションにBootstrapを組み込む準備が整いました。
実際にWebページを作成
ここでは、RailsとBootstrapを使って簡単な「ユーザーリスト」ページを作成してみましょう。
コントローラーの作成
まず、ユーザー情報を表示するコントローラーを作成します。
rails generate controller Users index
これで、app/controllers/users_controller.rb
が作成され、index
アクションが追加されます。
class UsersController < ApplicationController def index @users = User.all end end
ビューの作成
次に、app/views/users/index.html.erb
に以下のように記述して、Bootstrapのスタイルを適用します。
<h1 class="text-center my-4">ユーザーリスト</h1> <div class="container"> <div class="row"> <% @users.each do |user| %> <div class="col-md-4"> <div class="card mb-4 shadow-sm"> <div class="card-body"> <h5 class="card-title"><%= user.name %></h5> <p class="card-text">Email: <%= user.email %></p> <a href="#" class="btn btn-primary">詳細を見る</a> </div> </div> </div> <% end %> </div> </div>
このコードでは、ユーザーの情報をカード形式で表示し、Bootstrapのcard
クラスを使用しています。
ルーティングの設定
最後に、config/routes.rb
を編集して、index
アクションが呼ばれるように設定します。
Rails.application.routes.draw do root 'users#index' resources :users, only: [:index] end
これで、アプリケーションを実行すると、ユーザーリストがBootstrapでスタイリングされたWebページとして表示されます。
まとめ
RailsとBootstrapを使うことで、初心者でも簡単に美しいWebアプリケーションを作成することができます。今回紹介した方法を参考に、さらに複雑なアプリケーションを作成してみましょう。RailsとBootstrapを組み合わせることで、サーバーサイドとフロントエンドの両方を効率よく開発できます。
このように、Railsのバックエンドの力とBootstrapのフロントエンドの美しいデザインを組み合わせることで、シンプルでありながら洗練されたWebアプリケーションを素早く開発できるようになります。今後は、さらに多くの機能を追加していくことができますので、ぜひチャレンジしてみてください。